007/ダイ・アナザー・デイリー・タマホリ
おすすめ度
★★★★★★★★★★ 2006-01-07
新鮮な驚きと、懐かしいオマージュあちこちまずは普通に観る。解説でもそれは種明かしされているが、今までの007のオマージュの存在にいくつか気付くはず。今回は北朝鮮の捕虜になり拷問を受けている様子とともに始まり、その意外性と共に観る者は身を乗り出すことだろう。同時に話の展開に何時もより強い興味を持たされ、作者の意図にはまることになる。あとの展開は自分で見るべき。
その後、解説を聞きながら見直すと、これがまた楽しい。お勧めします。
今回過去20回で一度も登場しなかった007とマニペニーとのラブシーンは必見。ボンドガールのハルとのラブシーンよりも良い。「良い」の意味は自分で御覧あれ。思わず笑みがこぼれます。
北朝鮮、韓国、香港、キューバ、アイスランド、そしてアメリカ、イギリス。娯楽映画に絡ませるには工夫が必要と思われる国がリアリティーを持ちながら登場してくるあたり、脚本家の手腕に脱帽。
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007 / ダイ・アナザー・デイ アルティメット・エディションリー・タマホリ
おすすめ度
★★★☆☆シリーズの記念すべき20作目『007 / ダイ・アナザー・デイ』は、独裁君主が支配する朝鮮半島の国でボンドが拷問される状況で始まり、当事国(と思わしき国)から抗議を受けたほど、タイムリーでリアルな設定。捕虜となり朝鮮半島の情勢を悪化させてしまったボンドが、その汚名を返上すべく、背後にうごめく巨悪の実態を暴くストーリーだ。
夜の海に突如としてサーファーが姿を現すオープニングから、氷の宮殿でのカーチェイスまで、アクションのスリルとスケールは期待どおり。『ワンス・ウォリアーズ』のリー・タマホリ監督は、アクション演出に凝ったテクニックを使わず、迫力やスピードを強調した姿勢に好感が持てる。
オスカー女優ハル・ベリーが演じるボンド・ガール、ジンクスの登場シーンや、エージェント「Q」の研究室など、随所に散りばめられた過去作へのオマージュに、20作目の節目が感じられる。ただ、透明になるアストン・マーチンのような“もろ”VFXは、秘密兵器のアナログ的温もりが好きなシリーズ・ファンにとって、評価が分かれるだろう。(斉藤博昭)
★★★★★ 2006-01-11
なにもかもやりつくした感のある第20作記念作品ついに40周年を迎えたシリーズ第20作目は、アニバーサリー・シーンがちりばめられた記念大作だ。ヒロインのビキニ、ユニオンジャックのパラシュート、脱出シート付きアストン、その他往年の秘密兵器のオンパレード。しかし一番やってくれたよと思ったのは、昔やっていた葡萄のつまみ食いだ。宿敵が北朝鮮というのは結構えぐい設定だが、実際の悪人は北朝鮮の「悪い人」であって「いい人」もちゃんと出てくるので将軍さまが激怒するのも大人気ない。アクションの内容はどれも悪くはないが、SFXを使ったシーンが増えてきたのが気になる。同じサーフィンでも、冒頭の実写シーンは見ごたえがあるが、中盤のCGシーンは作り物めいて白ける。「消える車」というのも許容範囲すれすれだ。特製ホバークラフトのチェイスで、相変わらずプレタイトルのアクションに力が入っており、少々頭でっかちな印象もある。アカデミー女優のベリーも悪くはないが、見るからに強そうで、ある意味面白みはない。14ヶ月拷問を受け続けたわりにはボンドの肉付きがよすぎる。細かいアラは結構あるのだが、とにかくファン感謝デーのような映画で満腹感は味わえる。ここまでやったら後どうするのという雰囲気が漂っているな、と思ったらブロスナン降板のニュース。次回作は新ボンドでフレミングの処女作「カジノ・ロワイヤル」だから原点に戻るのでしょうね。
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007/ダイ・アナザー・デイリー・タマホリ
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★★★★☆シリーズの記念すべき20作目『007 / ダイ・アナザー・デイ』は、独裁君主が支配する朝鮮半島の国でボンドが拷問される状況で始まり、当事国(と思わしき国)から抗議を受けたほど、タイムリーでリアルな設定。捕虜となり朝鮮半島の情勢を悪化させてしまったボンドが、その汚名を返上すべく、背後にうごめく巨悪の実態を暴くストーリーだ。
夜の海に突如としてサーファーが姿を現すオープニングから、氷の宮殿でのカーチェイスまで、アクションのスリルとスケールは期待どおり。『ワンス・ウォリアーズ』のリー・タマホリ監督は、アクション演出に凝ったテクニックを使わず、迫力やスピードを強調した姿勢に好感が持てる。
オスカー女優ハル・ベリーが演じるボンド・ガール、ジンクスの登場シーンや、エージェント「Q」の研究室など、随所に散りばめられた過去作へのオマージュに、20作目の節目が感じられる。ただ、透明になるアストン・マーチンのような“もろ”VFXは、秘密兵器のアナログ的温もりが好きなシリーズ・ファンにとって、評価が分かれるだろう。(斉藤博昭)
★★★★★ 2006-08-05
面白いです今の時代の方が公開されたときより、もっと現実味を帯びてリアリティが増している気がします。もろ「北朝鮮」ですもんね。国交が無いからかえって作りやすいのかも。北朝鮮からカリブ海、そしてアイスランドへと縦横無尽の活躍です。ストーリーはやや荒唐無稽っぽいノリで、かってのムーンレイカー路線に行くかな?っと危惧しましたが、体をはったブロスナンの実写ベースモードは維持されているように思います。20作目ということで中学生だった時に「007は殺しの番号」というなんかようわからん映画からスタートしたこのシリーズですが、時代を上手く取り込み「イギリス」らしさを維持し天晴れな製作スタッフだと思います。
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007 / ダイ・アナザー・デイリー・タマホリ
おすすめ度
★★★★☆シリーズの記念すべき20作目『007 / ダイ・アナザー・デイ』は、独裁君主が支配する朝鮮半島の国でボンドが拷問される状況で始まり、当事国(と思わしき国)から抗議を受けたほど、タイムリーでリアルな設定。捕虜となり朝鮮半島の情勢を悪化させてしまったボンドが、その汚名を返上すべく、背後にうごめく巨悪の実態を暴くストーリーだ。
夜の海に突如としてサーファーが姿を現すオープニングから、氷の宮殿でのカーチェイスまで、アクションのスリルとスケールは期待どおり。『ワンス・ウォリアーズ』のリー・タマホリ監督は、アクション演出に凝ったテクニックを使わず、迫力やスピードを強調した姿勢に好感が持てる。
オスカー女優ハル・ベリーが演じるボンド・ガール、ジンクスの登場シーンや、エージェント「Q」の研究室など、随所に散りばめられた過去作へのオマージュに、20作目の節目が感じられる。ただ、透明になるアストン・マーチンのような“もろ”VFXは、秘密兵器のアナログ的温もりが好きなシリーズ・ファンにとって、評価が分かれるだろう。(斉藤博昭)
★★★★★ 2006-07-11
tsukasa8まさにスパイアクション!
ピアース・ブロスナンのアクションは、すごいです。とくに好きなシーンは、カーチェイスシーンです。車にミサイルや目標追尾ショットガンなどつけて戦うシーンは最高です。
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007/ユア・アイズ・オンリー 特別編ジョン・グレン
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★★★★☆ 周波ミサイル誘導装置がギリシャの海底に消えた。そして引上げ作業に当たっていたイギリス考古学者夫妻も惨殺される。指令を受けたボンドの前に、ボウ・ガンをあやつる謎の美女メリナが立ちふさがった…。
ロジャー・ムーアがユーモアたっぷりにボンドを演じるシリーズ第12作。白銀の北イタリアから紺碧のイオニア海を経て、ギリシャ・コルフ島の大絶壁にいどむロック・クライミングまで、もてる力の限界にいどんだエキサイティングなスパイ・アクション。長年このシリーズのアクション監督だったジョン・グレンが、初めて監督に昇格した。ボンド・ガールにはソルボンヌ出身の才媛キャロル・ブーケに、スケートの華リン・ホリー・ジョンソン。原点のおもしろさに立ち返ったスタントが見ものだ。音楽を『ロッキー』などのビル・コンティが担当。(アルジオン北村)
★★★★★ 2006-01-10 ムーアの真面目路線では最高作
007シリーズは、荒唐無稽がすぎると反省して真面目路線にシフトする傾向がある。60年代の「二度死ぬ」から「女王陛下」への路線変更とまったく同じ状況がムーアボンドにも訪れた。ワルノリSF調の前作から一転して地中海を舞台にしたスパイサスペンス映画になった第12作。スキーやボブスレーのスピード感、断崖から落下するスリル満点のアクション。「ムーンレイカー」では1発も拳銃を撃たなかったボンドが、真剣に人殺しをするシーンも。ケリムやドラコを思わせる父親的相棒をトポルが演じているのもいい。M役のバーナード・リーが逝去のため出演していない穴を埋めている。本当の007ファンはこの作品の登場を歓迎したはずだ。ただし今見ると、事件の鍵を握る「ATAC」なる装置が陳腐なパソコンのおもちゃ程度にしか見えないのが困りものだ。この手のハイテク物品は、中途半端な設定だと非常に古臭く見えてしまう。その昔の「ロシア」のアナログな暗号解読機のほうが、かえって説得力がある。
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007/ゴールデンアイ 特別編マーティン・キャンベル
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★★★★★ロシアのオウルモフ将軍がロシアン・マフィアの美女ゼニアと組んで、「ゴールデンアイ」と呼ばれる電磁波攻撃用の衛星システムを入手した。そしてロンドンが標的に。ボンドがロシアへと飛び立つが…。
歴代ボンド役者の中で、もっともセクシーでスマートと評判を取った、ピアース・ブロズナンの第1作。プエルトリコ、スイス、サンクト・ペテルブルグ、モナコ、リヴィエラと、世界を半周するようなエキゾチックな地域が舞台となる。ボンドを助けるヒロインにイザベル・スコルプコ、そして妖艶な悪女にファムケ・ヤンセンと、新たなボンド・ガールたちも快調だ。そしてお約束の、目を見張るカーチェイス、断崖絶壁から飛び下りるバイクと見せ場が満載。中でも度肝を抜くのは、ボンドが戦車を奪いレンガの壁をぶち破るアクションだ。(アルジオン北村)
★★★★☆ 2006-01-10 007を蘇生させたブロスナンのデビュー作
長い沈黙ののちに5代目ブロスナンがデビューすると同時に、シリーズの基本設定は大幅に変更された。シリーズではあるが、これまでのボンドとは一応別人(明言はしていないが)という設定である。女性上司になったMもマネペニーも、新しい人物がその職名を継承したという設定だ。Qだけは残ったが、後の作品に「Qの職を引き継いだ」という設定が出てくるので個人名ではなくなっている。ブロスナンは、紆余曲折を経て念願のボンド役を手にしたが、役につけなかった間に渋みが加わり、就任中はボンド役者として一番の旬だったといえるのではないか。アクションもはまっている。サンクトペテルブルグの街で繰り広げられる戦車のチェイスは、ボンドの大胆不敵さをうまく表現した007らしいアクションだ。それにしてもブロスナンのボンドは随分派手に人殺しをする。「ドクター・ノオ」でショーン・ボンドが直接殺したのは3人だけだったが、この映画では機関銃でロシア兵を随分撃ち殺している。この兵士たちはウルモフの配下であっただけで悪人ではないのではないか?。冒頭のバンジージャンプは見事だが、その後状況設定が雪山の頂上に変わるのは説明不能で、蛇足めいている。少々欲張りすぎで、バランスを欠く部分も結構多いのが気になる映画だが、シリーズを見事に復活させた功績は大きい。
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007/消されたライセンス 特別編ジョン・グレン
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★★★★★ボンドの親友でCIAエージェント、レイターが結婚式当夜に新妻を殺され、自身も半身不随となった。ボンドは敵を討つべく、Mの命令を無視して中南米へと飛んだ。当然、ボンドのライセンスははく奪された…。
ティモシー・ダルトンがボンドを演じた2作目、シリーズ通算第16作。殺しのライセンスを剥奪されたボンドが、単なる一市民として億万長者の麻薬王にいどむ。麻薬王サンチェスを演じるのは不敵な面がまえが印象的なロバート・ダヴィ。ボンド・ガールにはモデル出身のキャリー・ローウェルと、ミス・ギャラクシーのタリサ・ソトが起用されている。監督はアクションに手腕を見せるジョン・グレン。ダルトンのクールな一面が、復讐という味付けでさらに強調された、シリーズでも異彩を放つほどハードボイルドな内容となっている。(アルジオン北村)
★★★★☆ 2006-01-10 シリーズ中断のきっかけとなる呪われた傑作
4代目ボンドの第二作が、結局引退作になってしまった第16作。演技派ダルトンのために用意されたのは、親友の敵討ちに燃える熱血漢という、今までの映画版ボンド像とは一味違う内容であった。全てがボンドの仕業ではないにしても、鮫の餌食、破裂、粉砕と(ボンド映画にしては)血みどろの残酷な殺人シーンが目白押しで、お膝元の英国では検閲にひっかかった。悪役の存在感もよく、水上スキーの脱出劇やタンクローリーの爆破暴走チェイスなどアクション映画としての水準はかなり高いものがあり、007シリーズとしても、かなり個性的な力作であり意欲作なのだが、それらがあまり良い結果を生まなかったのが不幸な映画になってしまった。この後に6年という長いブランクを余儀なくされるのは版権の問題だが、この映画の成果が多少影響している印象は否めない。ロケ地のメキシコで地縛霊に呪われたという噂(特典映像に不気味な爆発の炎の心霊写真収録!)も、あながち度外れた予言ではなかったわけだ。後にアカデミー賞俳優になるデル・トロの出演という収穫もあった作品だが、何よりダルトン・ボンドももう一作くらいは見てみたかった気もするのだ。
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007/ゴールドフィンガー 特別編ガイ・ハミルトン
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★★★★★イギリスの金が大量に国外へ流出した。黒幕は世界有数の億万長者ゴールドフィンガー。ボンドはゴールドフィンガーに接近し、彼の陰謀をはばもうとする。その陰謀の標的は、アメリカの金塊保管所だった。
初代ボンド、ショーン・コネリーによるシリーズ第3作。この映画の大ヒットで、007が世界的ヒーローとして定着した。シャーリー・バッシーのパンチの効いた主題歌、ボンド・カーとしてさまざまな機能を見せるアストン・マーティンなど、楽しい「お約束」がいっぱいだ。悪役ゴールドフィンガーには、ドイツの名優ゲルト・フレーベが扮し、その右腕を演じた日系レスラー、ハロルド坂田の怪演も見ものである。ボンドガールも、金粉を塗られて殺される美女にシャーリー・イートンほか、オナー・ブラックマン、タニア・マレットと多彩だ。(アルジオン北村)
★★★★★ 2006-01-10 典型的007スタイルの最初にして最高の完成形
古風な冷戦スパイサスペンス映画だった前作に比べると(冒頭のマイアミの明るさが象徴する)ドライでスマートな娯楽アクション映画に進化する007シリーズの方向性を確立した作品と言える。ガン・バレルロゴに続く寸劇、そしてヒット・シンガーのパンチの効いた主題歌で映画が幕を開けるという、40年以上受け継がれる007スタイルの完成。そして、なんと言っても特別仕様車アストン・マーティンDB5の登場!ビックリ箱風の秘密兵器そのものが重要な見せ場になるのもこの作品から。これを典型的な007スタイルであるとするならば「ゴールドフィンガー」こそ、ある意味007シリーズの代表作であると言えるのかもしれない。
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007 女王陛下の007 特別編ピーター・ハント
おすすめ度
★★★★★ジョージ・レイゼンビーが二代目007として1回だけ主役を務めた、シリーズ第6作。前作のラストで爆破直前に姿を消したスペクターの首領プロフェルド(テリー・サバラス)がスイス・アルプス山中に潜伏していることを知ったジェームズ・ボンド(ジョージ・レイゼンビー)はスイスに向かう。
次第に秘密兵器過剰の荒唐無稽アクションになりがちだった本シリーズだが、ここでスパイ映画の原点に戻し、シンプルでダイナミックなアクション中心の作品を目指している。スキーにボブスレーなどウィンター・スポーツ好きにはたまらない見事なアクションの冴え。また今回はボンドがヒロイン、テレサ(ダイアナ・リグ)と真剣に恋愛し結婚するなどの要素もあり、ルイ・アームストロングのムーディな主題歌も絶品。監督はシリーズのアクション監督を務めてきたピーター・ハント。主役の魅力は薄いが完成度は非常に高い作品。(的田也寸志)
★★★★☆ 2006-08-10
やはりショーン・コネリーで見たかった!原作の中でも一番気に入っていた作品で最後のトレーシーが死んでしまう話に涙を流した記憶があります。ストーリーもトレーシーの父親が絡んでなかなか面白い展開があり、映画自体も原作に忠実でよく作られております。惜しむらくは主役でしょう。やはりイギリス人にすべきだったと思います(この後はイギリス人にこだわってますが)。5人のボンドがいますが、残念ながら一番個性を感じません。やっぱり、この作品こそ「ショーン・コネリー」で見たかったですね。結婚式のマネイペニーが流す涙の相手は絶対ショーン・コネリーの方が似合っております。
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007 ワールド・イズ・ノット・イナフ 特別編マイケル・アプテッド
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★★★★☆ボンドは、石油王キング卿の巨額の現金をテロリストから取り戻した。だがその現金には爆弾が仕掛けられており、キング卿は暗殺された。次にねらわれるのは卿の娘エレクトラだ。護衛のためボンドはカスピ海へ。
ボンドが「20世紀最後の任務」にいどんだシリーズ第19作。『トレイン・スポッティング』などで知られる個性派スター、ロバート・カーライルが、頭に弾丸を受けたため肉体感覚を失った不死身のテロリストを演じる。キング卿の娘エレクトラには、アイドル女優として名声を手にしたソフィー・マルソー。そして原子物理学者としてデニス・リチャーズが彩りを添えている。監督は名匠マイケル・アプテッド。そのせいか今回はM役のジュディ・デンチまで「現場」に出て大活躍する。Q役のデズモンド・リューウェリンの遺作ともなった。(アルジオン北村)
★★★★☆ 2006-01-11 意外性のあるストーリーが特徴だが、冒頭のアクションが一番
まず、このタイトルに拍手を送りたい。フレミングの原作が尽きてからは、いかに007の世界観に合ったタイトルを付けるかが、大きな問題だったはずだ。「世界をもらってもまだ足りない」という台詞で、ボンドが家訓だと言っているが、もとは「女王陛下の007」で紋章院の職員が説明した、日本語字幕で無視されている程度の台詞でしかない。よくこのような題材を探しあてたものだ。映画の内容も、最後にヒロインが死を迎えるという、ある意味悲劇的な結末で、「女王陛下」がモチーフになっている映画と解釈できる。しかし、この映画で一番すばらしいのは、冒頭のスペインの脱出劇から、テムズ川のボートチェイスを描いたプレ・タイトルシーンだろう。007は観光映画でもあるが、地元ロンドンを舞台にしたアクションが見事にはまっている。このシーンのデビッド・アーノルドの音楽も最高にいい。逆に本編のアクションに、印象深いものがない。終盤の潜水艦を舞台にしたアクションも閉塞感があって、あまり爽快な気分になれない。冒頭に目いっぱい工夫と勢力をつぎ込んで、終盤にそれほどの工夫がない印象なのは、ブロスナンになってからシリーズの全体的な印象だ。この作品の後に事故死してしまったD.リューエリンの引退シーンが泣かせる。
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007 ドクター・ノオ 特別編テレンス・ヤング
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★★★★★ジャマイカ駐在のイギリス秘密情報部員が殺された。殺しの免許証を持つボンドが送り込まれる。敵は巨大な要塞に陣取るドクター・ノオ。ボンドはグラマーなハニーとともに、ノオ博士の要塞へと潜入した…。
ショーン・コネリーが32歳の時に主役を演じた、記念すべきシリーズ第1作。美しいカリブ海を舞台に、宿敵スペクターと戦う。スペクターが手配した毒グモ攻撃からはじまり、寝込みを襲ったスペクターの殺し屋はサイレンサー付きワルサーPPKでかえり討ち。世界のアクション映画の進路を決定した、その原点ともいえるおもしろさが凝縮した作品。ハニーを演じるグラマー女優ウルスラ・アンドレスとの濃厚なラブ・シーン、名優ジョセフ・ワイズマン扮する中国系の怪人物ノオ博士など、個性豊かな登場人物が楽しい。(アルジオン北村)
★★★★☆ 2005-12-23 まさしく007は殺しの番号な第一作
もう半世紀を迎えようかという偉大なシリーズ映画の第一作。銃口をシンボライズした導入部からカラフルなタイトルバックが終わると、3人の殺し屋が情報員を鮮やかに射殺するシーンでストーリーが始まり、カジノで颯爽と現れるヒーローが任務を帯びてジャマイカへ赴く!短いカットでテンポよく語るテレンス・ヤングの演出には、何度見てもはまってしまう。丸腰の悪人を容赦なく撃ち殺すクールな殺し屋だった第一作の007に「殺しの番号」という邦題をつけたセンスには納得。ハリボテ風のドラゴン戦車なんて、今なら漫画にもならない道具立てもあるが、基本的にマッドサイエンティストSF調のストーリーを、低予算を感じさせない仕事でしっかり見せている。勿論コネリーも、ノオ博士役のワイズマンの演技も説得力があるからこそ今見ても遜色がないのだ。
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007/サンダーボール作戦 特別編テレンス・ヤング
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★★★★★原爆を積んだNATOのジェット機が、実戦訓練中に国際秘密組織スペクターに奪われた。そして原爆を武器に1億ポンドを要求してきた。ボンドはCIAのレイターと協力して、原爆を取り戻すべくバハマへ向かう。
シリーズ第4作は西インド諸島のバハマを舞台に、新兵器と見せ場の連続で観客の度肝をぬく。舞台が海とあって、水着美女たちが数多く登場するのも魅力だ。今回の悪役ラルゴにはイタリアの個性派アドルフ・チェリが扮し、その情婦をフランス美女クローディーヌ・オージェが演じている。妖しい魅力でボンドを誘うルチアナ・パルッツィや、マルチーヌ・ベズウィックらボンド・ガールも強力布陣。日本初公開が正月だったため、「夏公開で観客が薄着だったら、1割は客が増えた」と劇場関係者を嘆かせたほどのヒットとなった。(アルジオン北村)
★★★★★ 2006-01-10 007ブームの頂点に君臨する海洋スペクタクル大作
小粋な雰囲気が特徴だった第3作に比べると、ずっと「濃い」海洋スペクタクル映画になった第4作。24時間上映しても客をさばけないという伝説は、ブームの凄まじさを物語っている。一方映画の内容は、007の映画化権をずっと主張し続けてイオンプロを困らせるマクローリーが共同制作者となり、其々の思惑が混乱を極めた様子で、実にまとまりのない大作になった。それにしてもマクローリーが本懐を遂げたリメイク作「ネバーセイ・ネバーアゲイン」の間抜けな仕上がりに比べれば、その華やかさは比べ物にならない。やはり、ブームの頂点に輝く大ヒット作のパワーはさすがと言うべきだろう。ロス五輪でも登場したハンディロケットにはじまり、水中バトル、二重構造の水中翼船の大爆破など見所はいっぱい。
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007 私を愛したスパイ 特別編ルイス・ギルバート
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★★★★★シリーズ第10作目にして、3代目007、ロジャー・ムーアの代表作となった傑作。女にも敵にもあくまでソフトに接する彼の甘くスマートなスタイルは、本作で確立することになる。英国とソ連の原子力潜水艦が次々と奪われ、消息を絶つ。東西両陣営、イギリスからジェームズ・ボンド(ロジャー・ムーア)、そしてソ連からアニア(バーバラ・バック、後のリンゴ・スター夫人)を送り込み、海運王ストロンバーグ(クルト・ユルゲンス)に接近していく。
これまでのシリーズのパロディが満載で、また水中を潜るロータス・エスプリなどメカも楽しい。また敵の手下の鋼鉄の歯を持つ大男“ジョーズ”(リチャード・キール)もファンの間で評判となった。監督はシリーズ2度目の登板となったルイス・ギルバート。マーヴィン・ハムリッシュの音楽の冴えや、カーリー・サイモンの唄う主題歌の美しさも特筆ものである。(的田也寸志)
★★★★★ 2006-01-10
第10作記念大作は、007シリーズ中興の祖共同プロデューサーのサルツマンと袂を分けたブロッコリが、一世一代の精魂を込めて作り上げた第10作は、シリーズ総決算の大作となった。陸海空に繰り広げられるアクション、秘密兵器を搭載したボンドカー、怪物然とした殺し屋、クライマックスの総攻撃、そして、処女作ではバーボンを飲んでいたムーアボンドがシェイクン・ノット・ステアードなマティーニをしっかり飲んでいる。シリーズの名場面を振り返るような絵作りで、しかもムーア調の軽いユーモアで仕上げたシリーズ中興の祖ともいえる作品となった。中でも一番素晴らしい場面は、やはり冒頭のスキーダイブからユニオンジャックのパラシュート降下のスタントだろう。生身のアクションにこだわり、英国精神を高揚した名スタントだ。
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007/死ぬのは奴らだ 特別編ガイ・ハミルトン
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★★★★☆ボンドは世界の金相場征服に野望を燃やす秘密組織を追う。その前には西インド諸島とアメリカ南部を支配するブードゥー教が立ちふさがった。そして現れた霊感を持つ神秘的な美女ソリテア、その正体は…?
3代目ボンドとして、ロジャー・ムーアが登場したシリーズ第8作。音楽を元ビートルズのポール・マッカートニーが担当、自ら主題歌を歌っている。そして飛行機8機同時爆破、2階建てバスが時速150キロで橋げたに激突、空飛ぶモーターボートなど、どこまでも新機軸のアクションでいっぱいだ。ボンド・ガールには、知的でクールな美貌のジェーン・シーモアが起用された。またこの作品でペパー保安官を演じ、観客の爆笑を誘ったクリフトン・ジェイムズは、好評につき次回作『007 黄金銃を持つ男』にも出演している。(アルジオン北村)
★★★★☆ 2006-08-05 賛否両論ですが
賛否両論ですが個人的には好きな作品です。まずボンドガールのジェイン・セイモアが美しい。昔々「さいとうたかお」が「ゴルゴ13」で当てる前に「007シリーズ」を書いていた時があります(1965年当時)そのときの作品がこの「死ぬのは奴らだ」でして、漫画のソリテアのイメージとジェイン・セイモアのイメージがかなり似ている。ミスタービッグはもっと大男の方が良かったような。モーターボートのチェイスはちょっと長いかなって気も。ただ、最近のブロスナン・ボンドの息を継ぐ間もない超過密アクションよりは、ムーア・ボンドらしくっていいのではと思っています。
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007 ムーンレイカー 特別編ジョン・グレン
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★★★★☆アメリカからイギリスへ空輸途中のスペースシャトル「ムーンレイカー」が何者かにハイジャックされた。背後に潜む大富豪ドラックス(ミシェル・ロンズデール)を追うジェームズ・ボンド(ロジャー・ムーア)は、カリフォルニアからベニス、リオ、アマゾン、そしてついには宇宙にまで飛び出していく。
仕掛けという意味ではシリーズ最高の第11作。そのSFテイストにファンの間では賛否が分かれたが、作品そのものの娯楽完成度は高い。前作で評判となった悪役ジョーズ(リチャード・キール)が再登場。シリーズ一知的に映えるボンド・ガール、ホリー(ロイス・チャイルド)との無重力ラブシーンもお楽しみ。監督はシリーズ3本目でこれが最後の登板となったルイス・ギルバート。主題歌は、これまた3度目の熱唱となったシャーリー・バッシーで、オープニングはムーディに、エンディングは当節流行りのディスコ・ヴァージョンでの披露となった。(的田也寸志)
★★★☆☆ 2006-01-10
ボンドが宇宙へ飛び立つワルノリ超大作今まで宇宙が犯罪の舞台になるストーリーはあっても、ボンド自身が宇宙へ行くようなことはなかった、そうしたら007は完全にSF映画になってしまうから。しかしそのラインを超えてしまったのがこの第11作だ。宇宙に自分の理想郷を作ろうとする誇大妄想狂が、人類を抹殺しようというとするストーリーは、完全に前作をなぞっているし、コメディリリーフと化したジョーズの設定など、前作から引継ぎ発展させたというよりも、完全にワルノリの域に達してしまっている部分が多い。当時は007史上最高の収益を上げた作品であったが、ボンドカーもどきのゴンドラが喜劇調に登場するようなこの作品を、シリーズの上位に置くのは誰もが躊躇うのではないか。いつになく画面に企業看板が登場し、エンドクレジットにも企業名が氾濫し、金策の後が垣間見えて虚しいものを感じる。それでも、冒頭のパラシュートなしのダイビングシーンは傑出している。後にシュワルツエネッガーがマネしていたが、SFX映像ではないライブアクションであるところが、007の映像精神を残していたことに救いを感じる。
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007 カジノロワイヤルジョン・ヒューストン
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★★★★☆いわゆる007シリーズとは製作プロダクションを異にして、スパイ映画のパロディとして作られたコメディ作品。ただし原作はイアン・フレミングの007シリーズ第1作であり、その意味ではこれも立派な007映画ではある。
引退した往年のスパイ、ジェームス・ボンド卿(デヴィッド・ニヴン)のもとへ、英米仏ソの情報機関幹部が集まってきた。各国の諜報員たちが国際陰謀団スメルシュの手でつぎつぎと消されているというのだ。一同は、複数の007を使って組織への潜入を図るが…。監督はジョン・ヒューストンら5人、キャストもピーター・セラーズ、ウディ・アレン、オーソン・ウェルズ、ウィリアム・ホールデンなどなど、とにかく豪華。
さらにはバート・バカラックの音楽や美術、衣装などのキッチュな冴えなど、1960年代の流行を反映させた楽しい映画に仕上がっている。(的田也寸志)
★☆☆☆☆ 2005-08-11
TV版も入れられたはずなのに他のレビューアーの方が丁寧に指摘されているように『内容紹介にある「1954年にTV放映された」のはこれと全く別物』なのですが、その1954年のTV版が実はUS版DVDには特典としてノーカットで収録されています。(しかもこれが結構面白い。バリー・ネルソンのボンドはこのパロディ映画に出てくるどのボンドよりも笑えますが、ピーター・ローレのル・シッフルはとても存在感があり、ちゃんとした映画だったらゲルト・フレーベのゴールドフィンガー並みの名悪役になったと思います。)
さらに、5人の監督の中でも実質的に中心的な存在だったヴァル・ゲストの新録インタビュー(20分)も収録されています。(カバーにはメイキングと書かれているが単なるインタビュー。)
これらの特典が日本版には全くないではありませんか。
というわけで私はUS版を買いました。他の特典がなくとも傑作だった日本語吹替さえ収録されていれば日本版を買ったのに。(US版の購入後であっても)。
後から出た廉価版ならこの内容でも仕方ないかなとも思うのですが。
MGMジャパンのDVDは手抜きが多いです。
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007 黄金銃を持つ男 特別編ガイ・ハミルトン
おすすめ度
★★★☆☆シリーズ第9作目で、3代目007ことロジャー・ムーアの出演第2弾。ボンドの元にスカラマンガ(クリストファー・リー)と名乗る殺し屋から挑戦状が届き、ボンドは香港へと向かう。
タイ、シンガポールなど東南アジアのオリエンタルテイストあふれる中、ライターやペンなど純金製の部品を組み立てて作る黄金銃を持つ男を熱演する名優クリストファー・リーの存在感が光る。クライマックスの決闘は、まるで西部劇を観ているようだ。アクション・シーンも360度回転カー・チェイスなど、スタント・チームの画期的な腕が冴える。監督はシリーズ4本目にして最後の登板となったガイ・ハミルトン。ボンド・ガールはブリット・エクランドとモード・アダムス。モード・アダムスは後に『オクトパシー』で再びボンド・ガールのメインを務めることになった。パワフルな主題歌を熱唱するのはルル。(的田也寸志)
★★☆☆☆ 2006-01-10
お手軽なムーアの第二作は、シリーズ最低作の呼び声高い?コネリーの第二作目は、シリーズ最高傑作の呼び声高い作品だったが、ムーアの第二作目は、非常にお手軽に作られた、シリーズの最低作の呼び声が高い作品となった。前作「死ぬのは奴らだ」と、この作品に共通するのは「貧相さ」である。まず、その原因はビスタビジョンの画面サイズだろう。「サンダーボール作戦」で「スクリーン2倍!アクション3倍!」と謳ったシネマスコープを、なぜかこの2作は使っていない。これが内容の貧弱さに拍車をかけている。ラストに「黒幕の基地破壊」シーンが用意されているのに、少しもスケール感あふれる大団円クライマックスになっていないのだ。代わりに、訳の分からない私設遊園地での決闘で幕を閉じる。唯一印象的なのは、タイトルの「黄金銃」組み立てキットだ。映画はまあ置くとして、これのレプリカは欲しいかも。そしてこのロケ地プーケット島は、映画のお陰でタイの観光名所になったのが話題か。(津波の被災地としても有名になってしまったが)
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