007 黄金銃を持つ男 特別編


007 黄金銃を持つ男 特別編
ガイ・ハミルトン
おすすめ度 ★★★☆☆


シリーズ第9作目で、3代目007ことロジャー・ムーアの出演第2弾。ボンドの元にスカラマンガ(クリストファー・リー)と名乗る殺し屋から挑戦状が届き、ボンドは香港へと向かう。
タイ、シンガポールなど東南アジアのオリエンタルテイストあふれる中、ライターやペンなど純金製の部品を組み立てて作る黄金銃を持つ男を熱演する名優クリストファー・リーの存在感が光る。クライマックスの決闘は、まるで西部劇を観ているようだ。アクション・シーンも360度回転カー・チェイスなど、スタント・チームの画期的な腕が冴える。監督はシリーズ4本目にして最後の登板となったガイ・ハミルトン。ボンド・ガールはブリット・エクランドとモード・アダムス。モード・アダムスは後に『オクトパシー』で再びボンド・ガールのメインを務めることになった。パワフルな主題歌を熱唱するのはルル。(的田也寸志)

★★☆☆☆ 2006-01-10 お手軽なムーアの第二作は、シリーズ最低作の呼び声高い?
コネリーの第二作目は、シリーズ最高傑作の呼び声高い作品だったが、ムーアの第二作目は、非常にお手軽に作られた、シリーズの最低作の呼び声が高い作品となった。前作「死ぬのは奴らだ」と、この作品に共通するのは「貧相さ」である。まず、その原因はビスタビジョンの画面サイズだろう。「サンダーボール作戦」で「スクリーン2倍!アクション3倍!」と謳ったシネマスコープを、なぜかこの2作は使っていない。これが内容の貧弱さに拍車をかけている。ラストに「黒幕の基地破壊」シーンが用意されているのに、少しもスケール感あふれる大団円クライマックスになっていないのだ。代わりに、訳の分からない私設遊園地での決闘で幕を閉じる。唯一印象的なのは、タイトルの「黄金銃」組み立てキットだ。映画はまあ置くとして、これのレプリカは欲しいかも。そしてこのロケ地プーケット島は、映画のお陰でタイの観光名所になったのが話題か。(津波の被災地としても有名になってしまったが)

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