007/サンダーボール作戦 特別編


007/サンダーボール作戦 特別編
テレンス・ヤング
おすすめ度 ★★★★★


原爆を積んだNATOのジェット機が、実戦訓練中に国際秘密組織スペクターに奪われた。そして原爆を武器に1億ポンドを要求してきた。ボンドはCIAのレイターと協力して、原爆を取り戻すべくバハマへ向かう。

シリーズ第4作は西インド諸島のバハマを舞台に、新兵器と見せ場の連続で観客の度肝をぬく。舞台が海とあって、水着美女たちが数多く登場するのも魅力だ。今回の悪役ラルゴにはイタリアの個性派アドルフ・チェリが扮し、その情婦をフランス美女クローディーヌ・オージェが演じている。妖しい魅力でボンドを誘うルチアナ・パルッツィや、マルチーヌ・ベズウィックらボンド・ガールも強力布陣。日本初公開が正月だったため、「夏公開で観客が薄着だったら、1割は客が増えた」と劇場関係者を嘆かせたほどのヒットとなった。(アルジオン北村)

★★★★★ 2006-01-10 007ブームの頂点に君臨する海洋スペクタクル大作
小粋な雰囲気が特徴だった第3作に比べると、ずっと「濃い」海洋スペクタクル映画になった第4作。24時間上映しても客をさばけないという伝説は、ブームの凄まじさを物語っている。一方映画の内容は、007の映画化権をずっと主張し続けてイオンプロを困らせるマクローリーが共同制作者となり、其々の思惑が混乱を極めた様子で、実にまとまりのない大作になった。それにしてもマクローリーが本懐を遂げたリメイク作「ネバーセイ・ネバーアゲイン」の間抜けな仕上がりに比べれば、その華やかさは比べ物にならない。やはり、ブームの頂点に輝く大ヒット作のパワーはさすがと言うべきだろう。ロス五輪でも登場したハンディロケットにはじまり、水中バトル、二重構造の水中翼船の大爆破など見所はいっぱい。

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