007/ゴールデンアイ 特別編
007/ゴールデンアイ 特別編マーティン・キャンベル
おすすめ度 ★★★★★
ロシアのオウルモフ将軍がロシアン・マフィアの美女ゼニアと組んで、「ゴールデンアイ」と呼ばれる電磁波攻撃用の衛星システムを入手した。そしてロンドンが標的に。ボンドがロシアへと飛び立つが…。
歴代ボンド役者の中で、もっともセクシーでスマートと評判を取った、ピアース・ブロズナンの第1作。プエルトリコ、スイス、サンクト・ペテルブルグ、モナコ、リヴィエラと、世界を半周するようなエキゾチックな地域が舞台となる。ボンドを助けるヒロインにイザベル・スコルプコ、そして妖艶な悪女にファムケ・ヤンセンと、新たなボンド・ガールたちも快調だ。そしてお約束の、目を見張るカーチェイス、断崖絶壁から飛び下りるバイクと見せ場が満載。中でも度肝を抜くのは、ボンドが戦車を奪いレンガの壁をぶち破るアクションだ。(アルジオン北村)
★★★★☆ 2006-01-10 007を蘇生させたブロスナンのデビュー作
長い沈黙ののちに5代目ブロスナンがデビューすると同時に、シリーズの基本設定は大幅に変更された。シリーズではあるが、これまでのボンドとは一応別人(明言はしていないが)という設定である。女性上司になったMもマネペニーも、新しい人物がその職名を継承したという設定だ。Qだけは残ったが、後の作品に「Qの職を引き継いだ」という設定が出てくるので個人名ではなくなっている。ブロスナンは、紆余曲折を経て念願のボンド役を手にしたが、役につけなかった間に渋みが加わり、就任中はボンド役者として一番の旬だったといえるのではないか。アクションもはまっている。サンクトペテルブルグの街で繰り広げられる戦車のチェイスは、ボンドの大胆不敵さをうまく表現した007らしいアクションだ。それにしてもブロスナンのボンドは随分派手に人殺しをする。「ドクター・ノオ」でショーン・ボンドが直接殺したのは3人だけだったが、この映画では機関銃でロシア兵を随分撃ち殺している。この兵士たちはウルモフの配下であっただけで悪人ではないのではないか?。冒頭のバンジージャンプは見事だが、その後状況設定が雪山の頂上に変わるのは説明不能で、蛇足めいている。少々欲張りすぎで、バランスを欠く部分も結構多いのが気になる映画だが、シリーズを見事に復活させた功績は大きい。
>>007ファンなら詳しく見る